股関節の痛みを訴えて来院される方は特に40代~70代の女性に多いです。
特に女性で、先天性の臼蓋形成不全があると年齢とともに股関節周囲の筋力低下により受け皿との位置関係が悪くなり関節同士がぶつかるようになり炎症が起きることが多いようです。
周囲の筋で炎症部をかばう為、周囲筋が硬くなり関節の動きが悪くなった所で、何かしらの動作で、捻挫を起こし痛みが強くなることが多いようです。
症状
椅子から立ち上がる動作や寝ている姿勢から起き上がる動作、歩き始め等の動作開始時に鼡径部や股関節に近い太ももの前か横あたりに痛みを感じる事が多いようです。
整形外科等の医療機関でX線像に関節の変形を認めると「変形性股関節症」と診断されることもあります。
症状が進行し関節の変形が進むと関節の動きに伴いゴリゴリと音がなったり、安静に寝ていても痛む等の症状が出る事があります。
気をつけないといけないことは特に股関節の負担が多くなる動作となります。
階段の上り下りが多い人では少しでも回数を減らす、エレベーターがあるところでは積極的に利用する、特に階段を下りる方で体重の負荷がダイレクトにかかり強い痛みを引き起こす原因となるので極力気をつける必要があります。
また、平地を歩くだけで痛いような場合、可能であるなら杖をつくことをお勧めします。
炎症が強くなると患部にかかる体重負荷が痛みを引き起こす大きな原因となりますので、荷重を減らすために杖での歩行をおすすめします。
当院の考え
特にこの痛みは股関節周囲の筋力低下、周囲筋のアンバランスな緊張により関節の安定性が保たれず痛みも増し、変形が進むように思われます。
そのため、
①股関節周囲の筋力強化
②周囲筋・筋膜の柔軟性の向上
③可動範囲の向上
を意識して当院では施術しております。
①股関節周囲の筋力強化
股関節周囲の筋力が低下し、股関節周囲筋の協調した働きが損なわれることにより症状が進行するように思われます。
ですので股関節周囲の筋力強化、強調した動きの獲得は重要と考えます。
股関節周り、お尻の横の筋肉(中殿筋)の筋力強化
- 横向きで寝て、足を外に大きく開く(その際、少し後気味にあげる)
- この状態で10秒間静止し、その後ゆっくりおろす。
- これを10回繰り返す。(一日2~3セットくらい)
股間節周り、おしりの筋肉(大殿筋)
- うつぶせの姿勢で寝て、膝を伸ばしたまま足を後に上げる。
- おしりに力が入っていることを意識して、この状態で10秒間静止し、その後ゆっくりおろす。
- これを10回繰り返す。(一日2~3セットくらい)
膝まわり、太もも前の筋肉(大腿四頭筋)
- 仰向けに寝て片方の膝を曲げる。(腰の負担を軽減するため)
- もう片方の膝は伸ばしたまま、つま先を天井に向けて、床から20~30cmほど持ち上げる。
- この状態で10秒間静止し、その後ゆっくりおろす。
- これを10回繰り返す。(一日2~3セットくらい)
②周囲筋・筋膜の柔軟性の向上
股関節周囲筋の緊張や股関節周囲の筋膜の癒着等により股関節の正常な動きが妨げられていることもあります。
その為に捻挫を起こしたり、体重負荷等の分散ができになくなり荷重が一定の部分に加わりやすくなりその部位で関節軟骨の摩耗、骨硬化が起こり痛みがより強くなると考えます。
当院では股関節周囲筋の緊張を解くこと、股関節周囲を通る筋膜ラインに筋膜リリースを行い周囲筋・筋膜の柔軟性の回復、荷重負荷の分散を狙います。
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③可動範囲の向上
痛みのため正常な動作を忘れている関節に対し、①②を獲得しながら正常可動域を意識しながら関節を優しく動かすよう訓練していきます。
股関節の痛みは歩くたびに痛く憂鬱ですよね。
少しでもお力になれるかもしれませんので、股関節の痛みでお悩みの方は坂本整骨院・鍼灸院にご相談下さい
交通案内 | 東成区 緑橋 森ノ宮 坂本整骨院・鍼灸院
坂本整骨院・鍼灸院
住 所 大阪市東成区中本1-3-25
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(水・土の午後は完全予約自費施術のみ)
完全予約自費施術時間↓
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日祝休み